2024/02/20

フィルターのろ過精度は?【オートストレーナQ&A】よくあるご質問-04

フィルターのろ過精度は?【オートストレーナQ&A】よくあるご質問-04

■Q オートストレーナの「ろ材(フィルター)」はどのくらいのろ過精度ですか?

■A ボールフィルターのオートストレーナのろ過精度は、約10μm(1250メッシュ)~5mmです。

ボールフィルターは、およそ10μm(1250メッシュ)~5mmを目安に、ご要望のろ過精度に対応できる多様なフィルター・エレメントをご用意しています。
キャッチしたいスラッジ(ごみ・異物)の粒度(大きさ)だけでなく、性質や流体の状態までを考え合わせて、当社から最適な組合せをご提案させていただきます。

しかし、重要なのはろ過精度だけではありません。

ご存知の通り、フィルター・エレメントは、下記の条件によって選定されます。
求めるメッシュのサイズが同じであっても、フィルター・エレメントの形状や素材の選定を間違えると、当然ながら十分なろ過効果を得ることができません。
例えば、スラッジの状態だけを見ても、「ネットや孔で分離する」のか「繊維などでからめとる」のかなど、適したろ材が全く異なります。
夾雑物をどう洗浄・排出するかにも関わるため、最適なバランスでの組み合わせ・設計が不可欠なのです。

フィルター選びに重要なのは、濾過性能の最適化です。
フィルター・エレメントの選定が適切でなければ、水質悪化や製品品質の悪化を招き、後続機械のトラブル、目詰まりによるメンテナンスの手間の増加など、様々な問題を引き起こします。
また、フィルター・エレメント自体を劣化させ耐久年数を早めることにもなりかねません。

流体の種類・性状 ・水/油(オイル)
・酸性/アルカリ性
・粘性
・濁度ほか
流量、運転圧 ・処理する流体の量
・流入の圧力、吐出の圧力ほか
スラッジ(異物)の種類・サイズ・性状 ・無機物/有機物/混合物
・大きさ、粒度
・形状、変形、硬度
・粘着性
・浮遊性ほか
スラッジの量 ・濁度、濃度
・処理速度ほか
メンテナンス性 ・現在のメンテナンス頻度、方法
・ランニングコスト
・定期点検の時期、頻度ほか
ストレーナの設置場所 ・面積
・環境条件ほか

 

見極めには、専門的判断を!

詳細なスペックをご希望の方は、こちらの資料ダウンロードページから「製品カタログ」をご請求いただけます。
なお選定には、流体や夾雑物に精通した専門的な判断が必要ですので、まずは一度お問合せください。

捕捉するスラッジの種類についてはこちらで詳しくご説明しています。