2024/07/25

ストレーナとオートストレーナ徹底比較〜ろ過精度からメンテナンスまで〜

ストレーナとオートストレーナ徹底比較〜ろ過精度からメンテナンスまで〜

1.ストレーナとオートストレーナ、本当に使い勝手がいいのはどっち?

ストレーナは、液体から固形物を取り除くためのろ過装置です。一般にY型、U型のシンプルな構造で広く使用されてます。
一方、オートストレーナはストレーナにフィルターの自動清掃機能を搭載した進化型です。
オートストレーナは日常的なフィルターの清掃が不要とされており、そのため、従来のストレーナからオートストレーナへの置き換えを検討する方が増えています。
この記事では、従来のストレーナからオートストレーナへの移行を検討している方、または置き換えにあたりストレーナとオートストレーナの具体的な違いを把握したい方のために、両者をわかりやすく徹底比較しました!
ボールフィルターとその他のオートストレーナの違いも一目瞭然。オートストレーナに切り替えたものの、使い勝手に不満を感じている方も多いかもしれません。ボールフィルターとその他のオートストレーナの違いを明確に示すことで、置き換えの際の判断材料をご提供!ぜひ、置き換えの際の参考にしてください。

ストレーナは溜まった汚れを手動で清掃する必要があります!

2.一覧で比較!ストレーナからオートストレーナへ乗り換えた場合

ストレーナからオートストレーナ(ボールフィルター)や他メーカーのオートストレーナへの移行に際し、主要な違いを11項目にわたって詳細に比較しました。特に差異が明確に現れる部分は赤文字で強調し、わかりやすく表示しています。

比較項目にはろ過精度、ろ過面積、詰まりにくさ、メンテナンス頻度、清掃方法などが含まれ、オートストレーナ(ボールフィルター)が全体的に優位性を示しています!

項目 ストレーナ

オートストレーナ
(ボールフィルター)

オートストレーナ
(他メーカー)
操作方法 差圧が発生(ゴミが蓄積)すると人の手で開放洗浄 全自動で内部洗浄 全自動で内部洗浄
エレメントの構造 バケットタイプ 両端開口キャンドル、プリーツ バケット、片側開口キャンドル
種類 Y型ストレーナ、
U型ストレーナ
キャンドル、シーブ(スクリーン、ワイヤーメッシュのこと) バケット式、スクレーバー式等
ろ過精度 100μm程度まで 10μmまで対応 100μm程度までが主流
ろ過面積 単位体積あたりのろ過面積が小さい 単位体積あたりのろ過面積が大きい 単位体積あたりのろ過面積が比較的小さい
対応できるゴミ・スラッジ 固形物、繊維状 固形物、繊維状、粘着質 固形物
詰まりやすさ ろ過面積が小さいの詰まりやす クロスフロー逆洗による高い逆洗力があり、詰まりにくい スラッジによっては逆洗が難しく、結果として詰まる
清掃方法 開放洗浄。1回の洗浄時間は長くないが、高頻度で清掃が必要な場合が多い 日々の清掃が不要 目詰まりがなければ日々の清掃が不要
コスト イニシャルコストは一番安価。ただし開放洗浄のための人件費などランニングコストがかかる ストレーナに比べるとイニシャルコストはかかるが、消耗部品は少なく、ランニングコストも限定的 ストレーナに比べるとイニシャルコストがかかる。消耗部品が多く、高い場合がある
メンテナンス頻度 オートストレーナに比べ、日々のメンテナンス頻度が高い 日常的なメンテナンスが不要(定期メンテナンスは、半年から1年に1回程度) 日常的なメンテナンスが不要とされるが実態は必要な場合がある
ダウンタイム 開放洗浄時、通液を止める必要があり、その間運転ができない 通水しながら逆洗できるのでダウンタイムなし 逆洗時に通水を止める必要があるものもある

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.結論!ボールフィルターのオートストレーナへの乗り換えがオススメ!

ボールフィルターのオートストレーナは、日々の清掃が不要なため省人化を実現。フィルターの詰まりもないためダウンタイムを回避できるため、ストレーナに比べて使用感が格段に向上しています。
ストレーナの一番の魅力は初期費用の低さですが、開放清掃にかかる人件費や生産効率低下などランニングコストの負担は見過ごせないポイント。ボールフィルターのオートストレーナは、消耗部品が少なくランニングコストも抑えられる点で大きな優位性を持っています。高いろ過性能により後流設備をしっかり保護し、日常的なメンテナンスが不要なため、長期的には大幅なコスト削減が可能。トータルコストにおいても軍ぱいが上がります!

長時間の連続運転やメンテナンスの手間を最小限に抑えたい場合には、ボールフィルターのオートストレーナが最適な選択肢となります。業務の効率化とコスト削減を図るためにも、ぜひ導入をご検討ください。

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