サンドセパレーターとの置き換え｜微細なゴミを分離・除去したい

1.サンドセパレーター（サイクロンセパレーター）とは？

サンドセパレータは、遠心力を活用し、液体と個体を分離・除去するろ過装置です。特に、水力発電所など河川の水を多く利用する施設で砂などの除去に多く使用されています。これと全く同じ原理で、砂以外の異物に対応している装置がサイクロンセパレーター。工作機械の業界では、クーラント液中の金属くずを分離・除去する用途で頻繁に使用されています。

サンドセパレーターとサイクロンセパレーターは、そのシンプルな構造から、手軽で初期費用を抑えられること特徴です。そのため、経済的なろ過装置を求めているお客様に選ばれることが多いようです。
しかし、サンドセパレーター、サイクロンセパレーターをご利用のお客様からは、お困りごとや、トラブルのご相談を受けることも少なくありません。

2.サンドセパレーターのお悩み〈細かいゴミが分離できなかった〉

サンドセパレーター（サイクロンセパレーター）は、内部に取り込んだ水やクーラント液をサイクロン式に回転させ、遠心力を活用して比重が重い異物を効率的に分離・除去する装置です。しかし、比重が軽い細かな砂粒やアルミなどは分離困難で、液体中に残存してしまう課題があります。
つまり、細かいゴミは分離・除去ができないのです！
このため、機械に微細な異物が後続の機器に混入し、故障の原因となるリスクが生じることがあります。

 

3.サンドセパレーターのお悩み

〈安定した固液分離が難しい〉

サンドセパレーター（サイクロンセパレーター）は、遠心力を利用して固液分離を行う装置ですが、効率的な分離を実現するためには、一定の運転圧力と十分な水量が必要です。しかし、始動時や運転中に圧力が低下する場合や、水量が変動することがあります。そのため、サンドセパレーター（サイクロンセパレーター）は、安定した固液分離が難しく、固液分離の性能が大きく低下する可能性があります。

4.ボールフィルターのオートストレーナなら、細かな異物にも対応！しかも安定除去！

オートストレーナは、フィルタ（エレメント）を使用して物理的に異物を除去する装置です。
ボールフィルターでは、処理対象となる異物に応じた適切なフィルターを選定することで、サンドセパレーターでは分離が難しい微細な砂粒や、サイクロンセパレーターでは分離が困難な比重の軽い細かい異物にも対応します。オートストレーナメーカーの中でも、微細ゴミを確実に捕捉し、安定した除去性能を発揮。

これによって、後続設備の保護と運転効率の向上に寄与。サンドセパレーター、サイクロンセパレータとの置き換えにおすすめです！