2022/04/18

ボールフィルターの水用オートストレーナについて

ボールフィルターの水用オートストレーナについて

1. ボールフィルターの水用オートストレーナの特徴

ボールフィルターの水用オートストレーナの特徴は、ろ過をしながら、運転をとめることなく逆洗(エレメントの洗浄)ができることです。

2. ろ過の仕組み

フィルター内部には、上下両端が開いたエレメントが入っており、エレメントの内側でゴミをキャッチし、ろ過された水が出口に流れます。


画像1 ろ過の流れ

3. 逆洗(洗浄)の仕組み

圧力差を利用して、エレメント内部のゴミをドレンラインへ洗い落とします。

詳細はこちらに記載しておりますが、エレメント上部にある「逆洗カバー」がエレメントに入る水を絞ります。ホースの先端を絞ると勢いのある水が飛び出すのと同じ原理で、逆洗の際、逆洗カバーがエレメント上部をふさぐことでエレメント上部には高速流が発生します。おなじタイミングで、エレメント下部には逆洗アームがやってきます。これにより、エレメントとドレンが 逆洗アームを介してひとつの経路としてつながります。経路ができたことで、圧力の高い出口側から、圧力の低いドレン側へ水の流れが生じるため、エレメントの内部が洗浄(逆洗)されます。


画像2 逆洗の流れ

4. 対応できる水

工業用水や井水、河川水など淡水はもちろんのこと、海水にも対応できます。
海水の場合は 防蝕の観点から 筐体内部にラバーライニングを施す、もしくは、アノード(犠牲陽極)を追加するなど対応が可能となります。

5. 本体材質

水用オートストレーナの場合、ベースとなる筐体材質は ダクタイル鋳鉄かステンレスとなります。ダクタイル鋳鉄の場合、内部にエポキシ樹脂を塗装したものがベースとなります。ステンレスの場合、316Tiがベースとなりますが、ご指定ありましたら304Lや316Lでの対応も可能です。

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