2023/09/02

オートストレーナ圧延油濾過が製鉄圧延の鋼板品質の決め手!

オートストレーナ圧延油濾過が製鉄圧延の鋼板品質の決め手!

1.圧延工程で鋼板表面のキズは、コンタミが原因?

冷間圧延工程における表面の凹み・キズ(傷、疵)・ポックマーク(アバタ)の発生は品質に直結します。
凹みやキズが発生する原因のひとつとして、圧延油への異物混入が考えられます。

●圧延とは

金属のワークをロールに通して延ばし、全体的に均一な厚さを作り出す金属成形プロセスです。ロールを通すことで、均等で優れた性質を得る効果もあります。

圧延工程は、圧延するワークの温度により熱間圧延と冷間圧延の2つに分類されます。

熱間圧延(熱延)とは、金属を再結晶温度以上に加熱して圧延し、強固にする方法
冷間圧延(冷延)とは、常温で圧延し、薄さや光沢を得る方法

2.解決のカギはオートストレーナ品質を損なう異物を完全除去

品質向上の鍵となるのは、圧延で発生する熱を冷やす圧延油(エマルジョン、クーラント液)。ろ過を最適化し、循環するエマルジョンをクリーンな状態で使用することで、製品への悪影響をなくします。

ボールフィルターのオートストレーナは、不良品や品質低下を削減するための効果的なソリューションだと言えます。なぜなら、ろ過の最重要部である独自開発のエレメント・ろ材は、アバタ・欠陥の原因となるスラッジ・コンタミなどの異物を残らず除去することが証明されているからです。当社の逆洗式オートストレーナは、品質に影響を及ぼす異物をキャッチし、圧延ロール・金属(ワーク)に触れさせることなくライン上から排除します。

3.循環油のろ過で品質向上、不良品ゼロへ

圧延油の循環ラインにオートストレーナを導入することによって、下記のような効果が期待されます。

●品質向上

圧延油(エマルジョン)の異物混入に由来するキズ・凹みをなくし、光沢のある平滑な仕上がりにします。

●冷却ノズルの保護・長寿命化

スラッジ・コンタミなどの異物によるノズルの詰まりがなくなり、ノズルそのもののメンテナンスや部品交換のコストが削減されます。

●メンテナンスコストの削減

ボールフィルターのオートストレーナはタフな製鉄所の環境においても、メンテナンスフリー。
定期点検までノンストップで動き続けます。

●グローバルな大手製鉄所様への導入事例も多数!

ボールフィルターは、「オートストレーナの世界定番」です。
日本をはじめ、全世界で30万件以上の実績と、導入のノウハウ、安心のサポート体制で、製鉄所のご期待に応えます。


 
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