Case Study
導入事例
2022/03/15
水力発電所 サンドセパレーターでは除けない細砂で、システムが故障!
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1. 課題|軸封水装置が損傷!
水車主軸封水装置に損傷が見られた。
また、メンテナンスまでの期間が短くなり、交換コストもかかることが悩みとのこと。
2. 原因|サンドセパレーターで除去しきれない砂が故障の原因。
この水力発電所では、軸封水の給水に、サンドセパレーターで砂等を除去した河川水を使用。しかし、サンドセパレーターは遠心力で固液分離するために比重の軽い砂等が除去しきれず、軸封水装置に流れ込んで損傷の原因になったものと考えられます。
3. 解決策|オートストレーナを導入し、粒子の細かい砂や粘度の高いスラッジも安定除去。
オートストレーナ6.18.3を導入しました。
サンドセパレータと違い、ボールフィルターのオートストレーナは、フィルタ(エレメント)で物理的にスラッジを捕捉・除去する装置です。対象とする河川水に最適なフィルターを選択することで、比重の軽い砂粒や、粘着性の高い泥、卵、藻なども確実に捕捉します。
また、エレメントに特殊加工を施しているため、粘着質のスラッジも自動逆洗工程でスッキリと剥離・除去。安定した捕捉性能を発揮し続けます。
4. 導入機種|オートストレーナ/自動逆洗フィルター型式6.18.3
オートストレーナ/自動逆洗フィルター型式6.18.3は、どんな条件下でも高いパフォーマンスを発揮するスタビリティーモデルです。
ろ過精度 | 10μm~5mm |
流量 | 100L/分(6m3/時)~ |
運転圧力 | 0.15MPa~1.6MPa |
出入口接続口径 | 50A~600A |
ハウジング材質 | 鋳鉄+樹脂塗装/鋳鉄+ラバーライニング |
エレメント材質 | ステンレス(316Ti)/2相ステンレス |
※最適な処理量は条件により異なります。詳細はお問い合わせください。
5. サンドセパレータとの違い
サンドセパレータとは、内部に取り込んだ水をサイクロン式に回転させて遠心力を発生させ、比重が重いスラッジを分離する固液分離装置です。
遠心力を得るには運転圧力と水量を一定にキープする事が求められますが、実際の現場ではどうしても変動が生じ、このケースでは安定した固液分離ができていませんでした。また、スラッジには比重が軽いものも含まれるため、遠心力では分離しきれないことがあります。
参考|ボールフィルターのオートストレーナはなぜ詰まらないのか?
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